洋服ブラシの使い方
毎年、花粉症の季節がくるたびに憂鬱になるという人は多いものです。
薬でいくらか症状を抑えることはできても、根本的な治療がなかなか難しいのが花粉症の特徴です。
花粉が多く散乱している日はできるだけ窓を開けない、外出する際にはマスクを着用するといったことによって、ある程度花粉症が悪化するのを防ぐことは出来ます。
それともう一つ、花粉症対策として忘れてはいけないのが、衣類に付着した花粉を家の中に持ち込まないようにするということです。
家の中に入る前にコートを振って花粉を落とす、あるいは手で花粉を振り払うことを習慣にしている人はけっこう多いと思います。
衣類に付着した花粉を取り除くためには、洋服ブラシを使うのもおすすめです。
洋服ブラシは繊維の中まで入り込んで花粉を取り除いてくれますので、手で払うよりも効果的です。
洋服ブラシを使う習慣のない人は、一つ用意しておくと便利です。
洋服ブラシの使い方
衣類についた花粉を落とすには、まずコートやジャケットを着用したままで肩と袖の部分にブラシをかけます。
次に、上着を脱いで見頃の部分に付着している花粉を洋服ブラシで丹念に落とします。
スカートやズボンの前後も洋服ブラシをかけて、花粉をよく取り除くようにします。
最後に、手を使って髪の毛に付着している花粉を振り落として終わりです。
洋服ブラシは花粉症対策以外にも、衣類を長持ちさせるために役に立ちますので、日常的に使うようにすることをおすすめします。
スーツやコートなどは、毎日着用しているとほこりやチリなどが付着し、そのままにしておくとダニやカビなどが発生することがあります。
こうなってしまうと不衛生なだけではなくて、アレルギーなどの原因になることもあります。
また、汚れが中に入り込んでしまうと衣類の傷みが早くなってしまいます。
ですから定期的にブラシで汚れを取り、清潔な状態にしておくことが大切です。
洋服ブラシの選び方
洋服ブラシは、馬毛や豚毛など天然の素材でできているものを選ぶのがおすすめです。
カシミヤやアルパカなどのデリケートな素材に使用するのであれば、しなやかな毛質の馬毛の洋服ブラシがベストです。
スウェードやウールなどのオーバーやスーツのケアには、馬毛よりも硬い豚毛が適しています。
洋服ブラシにはさまざまなサイズがあるので、用途に合わせて選ぶことも大切です。
外出先で使用することが多いのであれば、小さめで携帯に便利なサイズのものを選びましょう。
洋服ブラシの中には静電気除去機能が付いているタイプのものもあり、冬場の静電気で困っている人にはぴったりです。
強導電性繊維と天然毛がミックスされたタイプの洋服ブラシであれば、花粉やホコリを寄せ付けにくくする効果が期待できます。