シャンプーはいらない?湯シャンにチャレンジ

湯シャンのやり方と注意する点

湯シャンとは、シャンプーを使用しないで、お湯だけで髪の毛を洗う方法のことを言います。
生活必需品のシャンプーを使うのが一般的になっていますが、お湯だけでも洗髪を終わらせることはできます。
しかし、ただお湯で洗えばいいという訳ではありません。

まず初めに、ブラッシングで髪の毛の汚れを落とします。
そしてシャワーのお湯の温度は40度以下のぬるま湯に設定し、シャワーヘッドを頭皮にあてながら、指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。
お湯の温度は高すぎると頭皮の必要な油まで洗い流してしまいますが、低すぎると汚れが落ちにくいので37度程度までにしておくといいです。

ポイントは、ずばり髪ではなく頭皮を洗うことです。
シャワーを当てる目安の時間は、皮脂の状態にもよりますが約5分から10分です。
そして湯シャンの後はしっかりとタオルドライをし、ドライヤーで髪の根元までしっかりと乾かしましょう。
何故なら、水分が残っていると雑菌の繁殖を招くので、べたつきや臭いの原因になるからです。

また、乾かした後の髪の毛のきしみが気になる人は、リンスやトリートメントを使いましょう。
この時、リンスやトリートメントは髪の毛に軽くつけるだけがいいです。

湯シャンのメリット・デメリット

湯シャンには、向いている人と向いていない人がいます。
整髪料などを付けている人は、その成分を落とすのには湯シャンだけでは不十分なため向いていません。
皮脂量の多い人も同様に、湯シャンだけでは汚れを落とすことが出来ないので避けた方がいいです。
一方、乾燥しやすい人やシャンプーの刺激に弱い肌の人には向いています。

湯シャンのメリットは、髪への負担を減らし、必要な皮脂まで落とし切らないので乾燥を防ぎ、頭皮環境を整える点です。
シャンプーが肌にあっていなくて頭皮トラブルを起こしていた場合には、湯シャンに変えることで頭皮トラブルの改善効果が期待できるでしょう。

ただ、向いていない人の場合のように、整髪料を使っている場合は湯シャンだけでは整髪料が残ってしまいます。
整髪料を使っていなくても、人によっては湯シャンだけでは皮脂が残ったり、においが気になる場合もあります。
何より即効性がないので、湯シャンをしたらすぐに効果を感じられない、といったことがデメリットに感じます。
効果がみられるまでに時間がかかるため、いきなり湯シャンだけに切り替えてしまわないで、数回に一回湯シャンにするなど、頻度を調節しながら行うといいでしょう。

また、湯シャンは通常のシャンプーをする時間に比べて時間がかかります。
季節によっては苦痛に感じることもあるかもしれないので、体調にも気を付けましょう。